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Мужик и медведь - русская народная сказка на японском языке


30 июл 2017. Разместил: Vadim
お百姓とくま - Мужик и медведь

 

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お百姓が森にかぶの種をまきに行きました。いっしょけんめい畑を耕して働いていました。

すると、そこへ一頭の熊が現われました。

「おい、お百姓、お前をへし折ってやるぞ。」

「熊さんよ、私を殺さないでおくれ。それよりもいっしょにかぶの種をまこうよ。私は根っこで十分だから、お前さんには茎と葉っぱをあげるよ。」

「まあ、いいだろう。ただし、だましたりしたら二度と森に足を踏み入れるんじやないぞ。」

そう言うと、熊は樫の林に消えて行きました。

やがて、大きなかぶが実り、秋になってお百姓はかぶを抜きに行きました。すると、樫の林から熊が出てきました。

「おい、お百姓、かぶを分けようじやないか。俺の分け前をよこせ。」

「まあいいだろう、熊さん、分けようじやないか。お前には茎と葉っぱ、俺には根っこの部分。」

お百姓は熊に茎と葉をぜんぶ渡して、かぶを荷車いっぱいに積み、町に売りに行きました。

すると、途中で熊に出会いました。

「おい、お百姓、どこに行くんだい?」

「ああ、熊さん、町に根っこを売りに行くんだよ。」

「どんな根っこだか、ちょっと食べさせろ。」

お百姓は熊にかぶをあげました。熊はガブリと食べると、怒って言いました。

「この、百姓め。お前は俺をだましたな!お前の根っこはこんなにおいしいじゃないか。ごんど森に薪を取り来てみろ、お前をへし折ってやるぞ!」

次の年、お百姓は同じ場所にライ麦を植えました。

刈り入れに来ると、熊が待ちかまえていました。

「おい、お百姓,こんどこそだましたりしないだろうな。俺の取り分をちゃんとよこせ。」

お百姓は言いました。

「まあいいだろう。熊さんよ、根っこの部分を持って行きな、私は穂の部分でがまんするよ。J

二人はいっしよに麦を刈りました。お百姓は熊に根っこを渡すと、麦の穂を荷車いっぱいに積み込んで家に持って帰りました。

熊はいろいろやってみましたが、麦の根っこをどうすることもできませんでした。熊は、とうとうお百姓にすっかり腹を立ててしまいました。

それからというもの、熊とお百姓の仲が悪くなったというわけなのです。

 

 


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