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Юки но Моногатари (Yuki no Monogatari). Часть 2121 дек 2014. Разместил: Vadim |
第二十一章
大名の返事 Юки но Моногатари - Часть 21
次の日、鬼の足取りを調べに行った兵が戻ってきて、鬼は隣の国から来たのだと報告しました。それから、鬼の首を荷車で国境まで運びました。鬼が死んだという話は、あっという間に国中に広まりました。百姓たちは、とても喜びました。しかし、当の大名は喜びませんでした。 ゆきたちの婚礼に参加していた近隣諸国の領主達はほとんど、その大名を倒すために、兵を送り出しました。続々と兵が到着しました。そして、ゆきの義父となった殿様が、総大将として隣の国の大名にゆきに領主の地位を譲るように使者を遣わしました。 大名は大変 気分を損ねました。『このようなわけの分からん要求を突きつけてくるとは、いったいどういうことだ?どうしてわしが前の大名の娘だと名乗る女子にこの国を譲らねばならんのだ。そもそもその女は何者だというのだ? 所詮百姓の娘だろう』 使者は、『ゆきさまがこちらの国を治めるか否かに関わらず、鬼の襲撃の件で、あなたさまには領主の座を退いていただかねばならぬと我が殿たちは申しております』と言いました。 『わしはそんな鬼のことなど知らぬ』と大名は答えました。 『襲撃の時、その鬼が『そいつは大名が話していた娘だろう』と言ったのを皆が聞いておりました。そして、鬼の足取りを調べると、この国から来たことが判明しました。もはや言い逃れはできますまい。ここは領地をお譲りになられるのが得策かと思われます』と使者は言いました。 『そなたの主がわしに鬼の首を送ったように、わしも同じようにしてやろう。そやつの首をはねて送り返してやれ』と大名は家来に言いつけました。 そして、使者の首は主の下へ送り返されることとなったのです。 Вернуться назад |